2019 年 7 月 15 日
「ポツンと一軒家」
テレビ番組「ポツンと一軒家」の視聴率がいい
という。
衛星写真で見つけた山の中の一軒家を番組の
スタッフが訪れて、そこに住むいきさつや
今の生活の様子を尋ねる。
ほとんど、たぶん、すべてといっても
いいのだろうが、深い山の上の家だ。
草原、平地、海辺などは無い。
そんなところには、そもそも一軒家が無いのか、
それとも、テレビ的では無いのか。
でも、都会にも、「ぽつんと」した家はある。
たとえば、ゴーストマンションの一戸、
駅からとても不便な立地の戸建て、
一帯が違反建築でほとんどの住民が
移り去ってしまった地域の家、
収用が決まった場所に、反対して残った一軒、
など。
隣近所の付き合いが希薄になって、
物理的には近くても、
一軒家に住んでいるような感覚での生活は、
山の中よりも、都会のほうにあるのかもしれない。