「ポツンと一軒家」

テレビ番組「ポツンと一軒家」の視聴率がいい

という。

衛星写真で見つけた山の中の一軒家を番組の

スタッフが訪れて、そこに住むいきさつや

今の生活の様子を尋ねる。

ほとんど、たぶん、すべてといっても

いいのだろうが、深い山の上の家だ。

草原、平地、海辺などは無い。

そんなところには、そもそも一軒家が無いのか、

それとも、テレビ的では無いのか。

でも、都会にも、「ぽつんと」した家はある。

たとえば、ゴーストマンションの一戸、

駅からとても不便な立地の戸建て、

一帯が違反建築でほとんどの住民が

移り去ってしまった地域の家、

収用が決まった場所に、反対して残った一軒、

など。

隣近所の付き合いが希薄になって、

物理的には近くても、

一軒家に住んでいるような感覚での生活は、

山の中よりも、都会のほうにあるのかもしれない。

カテゴリー: コラム — admin 5:10 PM  コメント (0)